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私は適当をとても大切にしている。適当というのは、自分も苦しめないし、相手にも気負わせない術ではないかなあと思う。
適当過ぎるのは叱られますけどね。
今まで言われて嬉しかった言葉で、たぶん自分の中ではNo.1の言葉がある。
「あなたは肩の力が抜けてていい、若いのに珍しいと思ってた」という言葉だ。
まだこの仕事を始めて数年しか経っていない若い頃に、呼吸器をつける前に亡くなられてしまったあるALSの利用者様が伝えてくれた言葉だ。電話相談などの仕事もしていた、とても尊敬出来る女性だった。
その方は、私が幼い頃に亡くなった母と同じ名前で、なんだか母にありのままの存在を褒められたような気分になって、とっても嬉しくなったのを思い出す。今までの自分の人生が肯定された瞬間だった。肩の力が抜けている=適当と私は解釈している。
「だいたいそれくらい」とか、「まあ、こんな感じかな」という感覚は、歳をとるにつれて、結構大切なことだなあと思う。
「こうしなくてはいけない」とか「こうでないとダメだ」「これが出来ない自分は失格だ」とかの思考が強い人は、覚えたり、その物事を身につける前に構えすぎてしまって、一生懸命やっているのになかなか覚えられなかったり、自分が思っている様に上手くいかなくて、困っていたり落ち込んでいたりする人が多い様に思う。
そんな時、どうか思い出してほしい、適当な加減を。加減がわからなかったら、身近にいる「適当さん」を思い出すのも良いと思う。「あんなんで今までよく生きてこれたなー」と思う人いるでしょう?
人生、適当に楽しんでいこうよ。
2022.04.25 C.Saito