今回は介護の現場での言葉づかいについて考えてみましょう。
デイケアサービスに勤務する30代主婦の相談者さんは、利用者さんに対して普段から敬語を使って接するよう心掛けています。
利用者さんは基本的にお客さまであるというスタンスからです。
ところが、中にはそれが他人行儀で冷たいと感じられる方もおられるようです。
ただ、まだ若くて新人の相談者さんは、いきなり平常語、いわゆる“タメ口”を使うのには抵抗があり、どうしてもくだけた会話ができません。
たしかに介護の現場では敬語が基本ではありますが、それもケースバイケースです。相手の利用者さんや状況、あるいは介護士のキャラクターなどに応じて、使い分けることも時には必要。
ただ、無理に“タメ口”を使わなくても構いません。
一番大切なのは、その人の自然な言葉づかいなのですから。
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