今年もインフルエンザがとても流行っている。
先日、私もインフルエンザB型にかかり苦しめられたところだ。
5年ぶりだろうか?覚えていないくらい近年インフルエンザとは無縁で他人事だった。
しかし、今年は罹患してしまい辛い思いをした。体中熱い、歩けない、鼻水が止まらない・・・。
インフルエンザの辛さを思い知らされた。何しろ布団から起き上がる力が湧いてこないのだ。
普通に生活が送れるようになったのは一週間後だった。これからは予防に力を注ごうと決意したところである。
インフルエンザに罹り痛い思いをして、布団で寝ている時にふと思い出したことがある。それは以前出会ったALSの女性のことだった。その女性の家に行った時、女性はベッドに寝ていた。私は一週間で元の生活に戻ったが、その女性はどうだろうか。かわいそうだと思っているわけではない。ただ、なんとなく思い出したのである。少しずつ今までできていたことができなくなるという状況。
ALS応援プロジェクトである「せりか基金」のホームページを見てみると、知力、痛み、かゆみ、寒さなどの体の感覚が保たれたまま、意思を伝えることができなくなる恐怖、徐々に体の運動機能を失っていく恐怖とALS患者の方たちは戦っているのだと気付かされた。
今回インフルエンザに罹り思いを馳せることとなった。辛い思いをしてこそ、誰かの辛さに気付けるのかとも。