日常の介護についての事柄や悩みや質問をしたくてもなかなかできない……。
そんな声に私たちの経験が少しでもお役に立てたらと思い、YouTubeラジオチャンネルを開設しました。
訪問介護に従事して8年目の『なると』さんは、最近入ってきた後輩ヘルパーさんの研修指導を任されて四苦八苦しています。というのも、その後輩には自分が上手くできないことを習得しようとする姿勢が見えず、こちらが何度も丁寧に教えてもまったく進歩しないからです。「ちょっとは予習なり練習なりしてこいよ!」と言いたくなってしまうのも無理はありません。何度もやっていればいつかはできるのでしょうが、指導を任された立場としてはどうしても焦りもあるようです。
その後輩ヘルパーさんは研修の態度は決して悪くなく、どちらかといえば真面目な人のようです。しかし、一向に出来ないことが改善されないため、自分の教え方に問題があるのかもしれないと思うようにもなり、何をどうしたら良いのか分からなくなってしまったようです。
これも研修指導ではよくあるケースですね。原因のひとつとして考えられるのは、研修者と研修指導者の間でのコミュニケーション不足。とにかく指導者は自分の意図を研修者にきちんとした言葉で伝えることが大事です。たとえば「今日ここまでやったことを、次回はひとりで出来るように練習をしてきてください」というように、目標を具体的に指示すること。しっかり押さえておくポイントを明確にすることが必要です。ただし、一番大切なのは常に利用者さんの目線で考えること。ですから、研修をする際は、くれぐれも利用者さんを置き去りにしないよう心がけてください。
【パーソナリティー】
齋藤智恵子 齋藤信弥 中野朋恵
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