日常の介護についての事柄や悩みや質問をしたくてもなかなかできない……。
そんな声に私たちの経験が少しでもお役に立てたらと思い、YouTubeラジオチャンネルを開設しました。
訪問介護をして10年になる40代の『黄色いカバン』さんは、最近の介護現場の高齢化を心配しています。新しく入ってくるスタッフには、介護は初めての60代後半の人も多く、年齢的にもきついのかなとは思うのですが、「私にできることならやるけど」というスタンスなので困ってしまうそうです。もちろん、人生の先輩方に対して敬意をもって接したいという気持ちはあります。しかし、仕事を覚える前から「私にできることなら……」と言われても。それなら最初からできる仕事を選べば良いのに、と思いながらモヤモヤしてしまうのも無理はありません。そもそも、できるだけで良いですよ、なんて言えない仕事ですし。こんなとき、なんて言ったら良いでしょうか?と、悩める『黄色いカバン』さんからのご質問です。
そもそもその人の「私にできることなら……」という言葉の真意は何なのかを考えてみましょう。できないことはできないとはっきり言う人なのか。それとも謙遜で言っているのか。どちらにしても、お互いに歩み寄りが必要かもしれません。もちろん、年齢的な要因もあるでしょう。単純に40代と60代では能力に差があって当然です。そこも踏まえて、丁寧に教えてあげる。その人に合ったやり方を一緒に学んでいくスタンスが大切だと思います。
試行錯誤をしながら、年齢の違う人とお付き合いをしていくという覚悟を持てば、『黄色いカバン』さん自身にもいろんなものが育まれるはずです。頑張っていきましょう!
【パーソナリティー】
齋藤智恵子 齋藤信弥 中野朋恵
番組では皆さんからのお悩みやご相談やリクエストなどをDMにてお待ちしております♪
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