夏休み版
今年は主人の会社が8月13日から9日間も夏休みでした!
いつもは週末だけのパパと長く過ごせることが楽しみでしょうがないこうちゃんは
「今度はパパきゅうにち(9日)もいるねんでぇ」と嬉しそうに周りの人に話していました。
そしてこうちゃんと2人でパパのお迎えに行くことから夏休みが始まりました。
(奈良編)
昨年5月、奈良にある大神神社のご神体である三輪山に登拝しました。
なんと当時2歳のこうちゃんも私の幼なじみMちゃんに手を引いてもらい歩いて登りきりました!
あれから1年3ヶ月、今は歩いて山を登ることはできませんが、病気になってから不思議とパワーを感じている奈良の飛鳥(なぜか主人がお気に入り)へ遊びに行ってきました。
まず石舞台古墳へ行くと窓口の方が車イスでの拝観は難しいからと、私の拝観料は取らずに中に入れてくれました。
こうちゃんは主人と手をつないで古墳の中までいき、戻ると中の様子をお話しで教えてくれました。
いつも私がいけないところを話して教えてくれるこうちゃんは観察力と記憶力がいい子になるのかな?
石舞台の後は飛鳥寺で日本最古の飛鳥大仏を見学。顔が大きく超なで肩の大仏様に癒されました(^_-)-☆
この日の奈良は時折ゲリラ豪雨に見舞われましたが、車イスの私たちに天気の神様が味方してくれたようで、屋外で雨に降られることなく楽しめました。
(淡路島編)
私の母と姉も誘い5人で淡路島へ行ってきました。
明石海峡橋大橋を渡ってすぐのサービスエリアに大観覧車があり、みんなで乗ろうとすると「観覧車内冷房中!」の看板、さらにスタッフの方からは「車イスのままで乗れるタイプもありますよ」との言葉まで!
車イス対応のキャビンだと5人は乗れないので普通のタイプに乗ったのですが、最近の観覧車はすごい進化してますね。
乗り降りの際にも「観覧車は完全に止めますので安心してください」との心遣いがとても嬉しかったです。
淡路島は結婚前(かれこれ10年前・・・)にも行ったことがあるのですが、町並みはあまり変わっておらず、当時あまりの暑さに立寄った小さな喫茶店もその頃のまま営業していました。
結婚前の懐かしい景色をこうちゃんと一緒に見れたことがとても嬉しかったです。
去年は『こわい!』と波打ち際も嫌がっていたこうちゃんでしたが、今年は海の家で待っている私たちに『貝殻とってくるわ!』と言って一人で走っていくまでに成長していました。
(神戸編)
専門学校に通っていた26歳当時、年下の同級生が私を「姉さん」と呼ぶなか「利恵子さん」と呼び続けてくれた友人に久しぶりに会いました。
彼女は物静かで私とは違うタイプですが、決して真面目ではなく(^^ゞ そこも含めてウマが合い一緒にいると優しい気持ちにさせてくれます。
実は「りえこ新聞」を作ろうと思ったきっかけは、彼女の可愛い全てが手書きの年賀状でした。
そんな絵が上手な彼女と、お絵描きが大好きなこうちゃんの記念にと思い、神戸の「北野工房のまち」へ行ってきました。
元校舎のレトロな建物には、さまざまな体験工房が入っており、その中に『描いた絵をバッグに印刷してくれる』工房があるのです。
大胆不敵なこうちゃん4歳の筆に迷いはなく『海』というテーマのもとピカソ?風の何とも斬新な巾着が完成しました。
そして絵心ある友人はとてもかわいいエコバッグを、絵心のない私たち夫婦は微妙なトートバッグを完成させました?
その後ケーブルで六甲山に登り神戸の街を見ながらのティータイム。
以前のように喋り倒すことはできませんでしたがとても楽しい一日でした。
彼女は一切人のことを悪く言いません。
何かを表現するときの言葉の選択もとても上手で、人に嫌な感情を与える物言いをしない、とても穏やかな性格です。
そんな彼女を見習いたいと常々思っているのですが、後日彼女から「あい変わらず毒舌部分も健在でなにより」とのメールが届きました・・・
性格を変えるのはなかなか難しいようですね (-_-;)
夏休みを家族で過ごし、いろいろと思うところがありました。
「ほんの1年前までは自分の足で山登りできたなぁ」
「去年はこうちゃんと一緒に海に入れたなぁ」
「去年の今頃は埼玉で3人で暮らしてたなぁ」
などなど、考えるほどに様々な思いが胸をよぎりました。
私は「人生に無駄な経験はない!」とこの身をもって確信しています。
でも『無駄な時間』を過ごすなんてもったいない!
「あの時はあんなことができた」「1年後は…」と考えを廻らせ涙を流す時間は、きっと『無駄な時間』です。
息抜きは大切ですが、無駄な時間は過ごさず、人生を楽しみながら前に歩き続けたいと感じた夏休みでした。
~旦那後期~
大阪の人たちはとても親切で、車イスで出かけるといろんな場所で「大丈夫ですか?」「手伝いましょうか?」と声をかけてくれます。
そんな人情あふれる大阪ですが、なぜか車イス用パーキングは東京では考えられないくらいの満車状態です。
顔をあわせた時の優しさと相反するこの2面性こそが「大阪商人」のえげつない底力のような気がします。。。
(ー_ー)!!モウカリマッカ