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りえこ新聞 3rd Life~私はお母さん~ 19号

音楽療法

音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的な効果で、心身の健康回復と向上をはかる「音楽療法」というものがあります。

今回縁あって、関東と関西で行われた「ALS患者訪問音楽療法プロジェクト」の対象患者として参加させていただくことができました。

今年の2月からスタートして全8回にわたるプロジェクトだったのですが、開始前のヒアリングでどんな内容にするか相談した際に「身体を動かして子どもと遊ぶことがないので、子どもと一緒に楽しめるプログラムを希望します」と伝えたところ、見事にその希望を実現していただきました! (^_^)/

毎回2名の音楽療法士さんがいろんな楽器を持って訪問してくださり、季節に合わせた曲やこちらからのリクエスト曲をピアノで演奏してくれ、私たち親子は曲にあわせて一緒に歌ったり楽器を鳴らしたりと、とても楽しい時間を過ごしました。

最初は緊張していたこうちゃんも回を重ねるごとに自分でピアノを弾てみたり、踊りを披露したりと存分に楽しんでいました。

音楽療法について調べていると 、XJAPANのYOSHIKIが自身の不眠症の治療をきっかけにライフワークとして医学博士と共同で音楽療法の研究を進めていることを知りました。

音楽が人に与える影響を明らかにし「音楽の処方箋」が書けるようになるのが夢だと話しているのを読んで、切ったり貼ったりする治療でも、薬を服用するのでもない「音楽の処方箋」ができたら素敵だなと思いました。

ちなみに主人は学生の頃からバンドでベースを弾いており、ときどき東京や群馬でのライブを見に行っていました。

正直なところ最初は「受けつけへん音楽やわぁ~」と感じていたのですが徐々に馴染んできて、最終的には「いい曲だなぁ」と思うようになっていました。

音楽を聴くことで励まされたり勇気づけられたりしますが、その音楽を誰と一緒に聞くかによって受け止め方も変わるものなのかもしれません。

身体や脳が音楽にどう反応しているのか?という難しいことはわかりませんが、今回の音楽療法を「大切な家族」と一緒に体験させていただき、とても素敵な時間を過ごすことができました。

きっと「楽しい時間だった」と感じることが「音楽療法」なのでしょうね(^_-)-☆

夏祭り

7月の終わり、弟家族にこうちゃんを住吉大社のお祭りに連れて行ってもらいました。

最近の縁日は金魚すくいが300円、くじ引きが500円と、私の子どもの頃の3倍近い料金設定になっているから驚きます。(>_<)

弟夫婦は「子どもたちの考える力と意思を尊重する」という教育方針と経済的な大人の事情から「夜店は1人3つまで」というルールを子どもたちに課しているのですが、こうちゃんはそのうちの1つで「光る剣」が欲しいと言ったそうです。

最近すっかりヒーローものにはまっていて以前から欲しがっていたのですが、結構な値段なので私はごまかしながらやり過ごしてきました。

それを弟にお願いするところ、こうちゃんもなかなかの策士かもしれません。(^_^;)

テキ屋のおっちゃんに「1800円」と言われ、一瞬値段にひるんだ弟ですが、娘2人からは「パパの出番や!いっときや!」のサイン!

「おっちゃん、子どもの夢壊す気か?」と冗談交じりに言うと「じゃ1300円でええわ」と一気に500円も安くなったそうです…。

こうちゃんパパとは一味違う一連のやりとりをどう感じていたのかはともかく、念願の剣を手にしたこうちゃんは大満足で帰ってきました。

大阪ならではの夏の思い出をありがとう(*^^)v

言い値で買うな!と目配せする娘と、子どもの夢で押し切る父。

これぞ「なにわの家族像」

私たち3人はまだまだ未熟でした…。

四国に学ぶ、「信じる力」

Mちゃんと一緒に四万十へ行こうと決めたとき、大阪から車で7時間近くかかるとは全く知りませんでした。

最初は「のんびり2泊で行こうか?」などと話していましたが、2泊だと旅行の大半が移動だけで終わりそうだったのと、調べてみると旅行の日程中に高知で「よさこい祭り」、徳島で「阿波踊り」が開催されていることがわかり、急きょ3泊4日の旅行に切り替えることとなりました。

旅行前の週刊天気予報は笑ってしまうぐらい最悪だったのですが、なぜか私はまったく気になりませんでした。

直感的に「絶対に大丈夫!」という確信があり、その直感を固く信じることでいい方向に道が開けたのだと思います。

この病気と向き合っていくうえでも「自分の中の力(直感)を信じる」ことは大事な治療法の1つだと思っているのですが、これがなかなか難しく、ときには不安に押しつぶされそうになることもあります。

でも今回の旅行で「自分を信じきる」という感覚を強く感じることができました。

言葉では表現できない不思議な感覚ですが、この気持ちと感覚をけして忘れず、これからも前に歩き続けていこうと思います。(*^^)v

~旦那後期~

昨今流行の「ゆるキャラ」ですが、個人的に「ゆるキャラNO.1」は高知のカツオ人間だと思っています。

今回の旅行では念願のカツオ人間ぬいぐるみを手に入れることができました。

切断面をデザインに取り入れる斬新な手法はキュートでインパクト抜群!

公開日 : 2012-11-25 りえこ日記

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