結婚10周年♡
私たち夫婦は10月19日で結婚10周年を迎えました♡
30歳で結婚した私ですが、けしてそれまで男性と縁がなかったわけではありません。
むしろビビッと恋愛アンテナが反応しやすいタイプだったので、親友から「ビビッと反応しないときだけ教えて!」と言われたことがありました。^^;
そしてなんと初対面でまったくアンテナが反応しなかった主人と遠距離恋愛が始まり、結婚することになったので親友の言葉は的を得ていたのかも・・・
kinki kidsの「ボクの背中には羽がある」という曲の中に
「ずっと君と生きてくんだねいま 幸せ に触ったみたい ずっと君と生きてくんだね いま 優しさ に触ったみたい」
という歌詞があります。
不思議なことに主人と初めて出会ったときの気持ちは、まさにこの歌詞の通りでした。
いま思うといつもと違うアンテナがちゃんと反応していたのかもしれません。 ^^;
この10年を振り返って最初に思うのは「まだ10年かぁ…」です。
人生80年と考えるなら30~40年かけて経験してもよさそうなことが全て集約されていたと感じるほどいろんなことがありました。
それでも今があるのは、辛いことや悲しいこと以上に嬉しいこと楽しいことがあったからだと思っています。
人生には3回の不況と1回の大恐慌があるという話を聞いたことがありますが、そう考えるなら私はすでに人生の大恐慌は乗り越えています。(*^^)v
治療法がないと言われるALSですが私にとっては3回ある不況のうちの1つなのだと思うと少し楽な気持ちになれます。
それに先ほどの曲には私の未来をを示唆するかのような
「どんな辛い未来が来ても 2人だったら乗り切れるさ」という歌詞もあります。
思わず「辛すぎるやろっ!」とツッコミそうになりますが、2人で乗り切れるなら、こうちゃんとあわせて3人だったら絶対に大丈夫!と思っています。
結婚記念日に主人は真っ白な花束をプレゼントしてくれました。
その中に「レッツ海外!」と書かれた小さな封筒を発見。
もしやフランス行きの!?… と思ったのですが、中身は記念日の数字を選んだロト6でした。
これならフランスだけじゃなく世界一周も可能です。
どこの夫婦も同じだと思いますが私たちにもいろいろありました。
ときどき理想の夫婦・理想の家族などと言っていただいたりもしますが、大した違いはないと思っています。
ただ、主人のように気丈に仕事をこなし、ALSの妻と向き合い、情報集めを怠らず、ほぼ完璧に介護までこなせる旦那はそうそういないと思います。
以上、この褒め言葉を私からの結婚記念日のプレゼントに代えさせていただきます。(^_-)-☆
10周年は「錫婚式」または「アルミ婚式」というそうです。
ヒーローショー
こうちゃんが新聞のチラシで見つけたヒーローショーに行きたいと言うので、張り切って行ってきました。
会場は近所、しかも無料イベントだったので朝10時配布の整理券をゲット、運良く一番前の席で見ることができたのですが…
良くも悪くも関西の怪獣はサービス精神が旺盛で、がんがん舞台から降りて客席にやってくるし、客いじりにもかなりアドリブがきいています。
私には面白かったのですが、横を見ると主人の膝の上で完全に凍りついたこうちゃんがいました。(――;)
はたして、その日を境にこうちゃんはヒーローショーを見に行きたいと言わなくなりました…
私が誘っても 「ええねん!ええねん!」と断るので
「怪獣が怖いんやろ?」と聞くと強がることもなく「そりゃそうや、何があるか分かれへんからなぁ…」とジジくさい返しをしつつ、怪獣の心配がないパソコン(youtube)でヒーローショーを見ては「ウルトラマンってめっちゃ強いわ!」と楽しんでいるこうちゃんです。
幸せ者です( #^^#)
私の専門学校時代の友達と主人が手を組んで、結婚10周年記念のサプラズパーティーを開催してくれました。
まったく知らされていなかった私は会場に到着してもしばらく状況がつかめず、本当に驚きました。
パーティーでは、これまで病気の話をしたことがなかった友達が、それぞれの思いを伝えてくれました。
病気になってから悲しい涙を流すことが多かったであろう私に、結婚した時や出産した時に流した嬉し涙をもう一度思い出して欲しかったと言ってくれたり、学生のとき励ましてもらいお世話になったから、今度は自分にできることをしたいと言ってくれたり、当日来られないからとカードでメッセージを送ってくれたりと、本当に嬉し涙が止まりませんでした。
さらに驚いたのはプレゼントしてくれた寄せ書きのなかに、私の弟家族や幼なじみ、さらには群馬にいる主人の弟妹や友人家族からのメッセージがあったことです。
この日のために協力してくれた皆様、本当にありがとうございました。
たくさんの人に支えられている私は幸せ者です。
~旦那後期~
サプライズパーティーの会場はカラオケBOX、サプライズなので会場到着までは秘密にしたい、最大の難関は『怪しまれずカラオケBOXに誘うこと』、しかし声の出ない妻をカラオケBOXに誘う言葉が見つかりません…
そんなパーティー前日、奇跡が起きました!テレビで「芸能人歌ウマバトル」を見ていた妻が「カラオケに行きたい」とまさかのリクエスト!無事会場まで連れだすことに成功しました。
カラオケの妖精さんありがとう!最大の謝辞を捧げます。(* ̄- ̄)人 i~ 合掌