だんだんと肌寒くなってきて朝夕は特にひえる。外へお出かけするヘルパーさんと利用者さんが、かぜをひかないようにと祈る今日この頃。
相手の声が聞きたいと今まで何度思ったことだろうか。
先日、就職先の障害者団体で、脳性まひや言語障害を持った人と多くの時間を一緒に過ごした。
言語障害の重い人の声を聞き取ることや読み取ることはとても難しかった。何度も言ってもらい、やっと一言理解するようなそういうコミュニケーションの取り方だった。申し訳ないと思い、仲介してくれる職員がいない時は、利用者さんとあまり話さず静かに過ごすことも多かった。就業の後に、職員にそのことを伝えた。
「多くの時間を一緒に過ごし、たくさん話していけば、相手が伝えたいことが少しずつ分かってくる。だから、たくさん話してみてください。」と助言をいただいた。
音を聞くのは得意でないから、相手の声を聞き慣れるまでに時間がかかるかもしれない。でも、私は相手を知りたいし、私のことも知って欲しいから聞こうとする。聞く姿勢を前面に出して聞く。聞くのは耳だけじゃなくて、目も使う。私は見る人だから。
耳と目を澄ませて、相手の心の声を聞く。そんな支援者を目指したい。