人は、他者から見られている印象と、自分自身が思っている自分像というのが、時として随分かけ離れている事があるそうです。
私がその様な経験をして驚いたのは、小学生時代。
私は小さい頃はお転婆で明るい子供ではありましたが、大勢の人の前や初対面の人と話しをするのは苦手意識があり、自分ではどちらかというと引っ込みじあんで大人しい性格だと思っていました。
けれど小学4年生ぐらいの頃、誰から見ても大人しくとっても控えめな同級生に
「私が小学校に入って1番最初に喋ったのはcちゃんなんだよ。覚えてる? 1年生の入学式にcちゃんが話しかけてくれて、笑わせてくれて本当に嬉しかったんだ。ありがとう。」
と言われてビックリ仰天!失礼ながら全く覚えていないし、自分から話しかけにいくような、しかも笑わせちゃうようなことを言う性格だったけ?ほんとに私のこと?人違いじゃないの?と驚いた思い出がありました。
でもそれから、私って自分ではわかってなかったけどそういう性格なんだ!と覚醒して「成績票には注意してもお喋りが止まらない事があります」などと書かれる始末でした。
そして前述の感謝された経験が、私の強みだと思い込んで今に至ります。
先日そんな事を思い巡らせながら、今はどうなんだろう?と夫に聞きました。
「私は他者から見たらどんな印象?」
そしたら感発入れずに「ひょうきんばば」と言われました…。
言ってから「ばばはまずい・・・」と思ったのか?
ワッハッハと大笑いして誤魔化そうとしていました。
私は驚きませんでした。小学生のあの日からその様に生きてきたから。
これまでもこれからも、ひょうきんばばとして明るく元気に生きていこうと思います!
自己分析に使用する心理学モデルの一つで「ジョハリの窓」というのがあるのですが、自分も他人も知っている特性(開放の窓)を広げていくと良いとされています。
まさに小学生時代の前述の経験は、自己が開放された経験だったなあと思いました。
誰から見ても大人しく控えめな同級生が、きちんと言葉で感謝を伝えてくれたことに、今更ながら大感謝です。
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