「おおきくなったら、何になりたい?」
もぐらに聞かれたので、僕はこたえた。
「やさしくなりたい。」
「成功するって、どういうことかな?」
ぼくがたずねると、モグラはこたえた。
「そりゃあ、だれかを好きになることだよ。」
「いちばんの時間のむだって、なんだと思う?」
ぼくがたずねると、モグラはこたえる。
「じぶんをだれかとくらべることだね。」
キツネにであった。キツネはモグラにきばをむく。
「何かがおきたときにどうふるまうか。
それこそが、オイラたちに与えられている最高の自由ってもんさ。」
「ほとんどすべてのことは内がわでおこるのに、
オイラたちは外がわしかみえないのって、おかしくないか?」
「とてもきれいなものを、みのがすな。」
馬に出会った。
「ただいっしょにいるのは、いみがないこと?」
ぼくはたずねると、モグラはこたえた。
「そんなことないさ。」
「みな何かをこわがっている。」
馬が言った。
「でも、一緒ならこわくなくなる。」
「いままでにあなたが言ったなかで、一番ゆうかんな言葉は?」
ぼくがたずねると、馬はこたえた。
「たすけて。」
「一番強かったのはいつ?」
「弱さをみせることができたとき。」
「助けを求めることは、諦めるのとはちがう。
諦めないために、そうするんだ。」
「だれもが前にすすむ理由をさがしてる。」
馬が言った。
「きみたちのその理由は?」
詳しくは ↓ こちらから