日常の介護についての事柄や悩みや質問をしたくてもなかなかできない……。そんな声に私たちの経験が少しでもお役に立てたらと思い、YouTubeラジオチャンネルを開設しました。 今回はラジオネーム 「ミナ」さんからの「霊感体質の私」投稿です。
施設での夜勤中、いるはずのない人の匂いが突然、鼻をついてくる……。今回はそんな貴重な体験談をご紹介します。投稿してくださったのは、グループホームに勤務する60代後半の女性「ミナ」さん。彼女はもともといわゆる霊感体質で、子どもの頃はよく声や物音を聞いたり、人影を見たりしたそうですが、大人になるにつれてそれも徐々になくなっていました。ところが、介護の仕事を始めた15年ほど前から、再び霊的な体験をするようになったのです。ただ、それは以前のような聞こえたり、見えたりすることではなく、“匂い”にまつわること。例えば、勤務中に自分だけが周囲に強い尿臭を感じることが度々あり、最初は自分の嗅覚異常を疑ったほどです。その後は、あまり気にしないようにし、業務に支障をきたすこともありませんでした。ところが、数年前の夜勤で、決定的な出来事が起きます。突然「ミナ」さんの鼻をついてきたその匂いは、すでに退居された後に亡くなられたある男性入居者様のものだったのです。以来、深夜になると不意に色々な匂いを感じることがあるという「ミナ」さん。ただ、不思議と恐怖心はなく、「ああ、また会いにきてくれたのね」と、その度にどこか懐かしさを覚えるそうです。それにしても、目に見えない不思議な現象に恐れを感じない「ミナ」さんはすごいですね。夜勤での介護、という状況下では、何かそうした第六感的な感覚が研ぎ澄まされるのかもしれません。もっとも、霊感とまでは言えませんが、私たちでも目に見えていないことを感じながらケアを行っているという側面は確かにあります。介護には想像力が求められるんです。
【パーソナリティー】
齋藤智恵子 齋藤信弥 中野朋恵
番組では皆さんからのお悩みやご相談やリクエストなどをDMにてお待ちしております♪
https://www.horton-care.jp/letter/
