日常の介護についての事柄や悩みや質問をしたくてもなかなかできない……。
そんな声に私たちの経験が少しでもお役に立てたらと思い、YouTubeラジオチャンネルを開設しました。
重度訪問介護を始めて2年が経つ『ヒッコリー』さん。ALSである現在の利用者さんとは言葉でのコミュニケーションを行ってきましたが、近ごろ発語が難しくなってこられたため、文字盤を使ったコミュニケーションの練習をお互いにし始めました。しかし、慣れない文字盤では、利用者さんの言葉をうまく受け取れず、なんだか申し訳ない気持ちになってしまいます。まだ利用者さんの唇の動きを読む(読唇術)の方がお互いに楽で、ついそちらに流れてしまうそうです。
文字盤とは、透明の50音プレートで、これをお互いの顔と顔の間に挟み、目と目を見ながら文字を追い、何を言いたいのかを読み取り会話していくツールのこと。発語ができなくなった人でも、目が見えれば、使うことができます。
コツは、とにかく恥ずかしがらず目を合わせること。得手不得手はあると思いますが、あくまでコミュニケーション手段のひとつですから、誰でも必ずできるはず。たとえ上手くいかなくても、焦らずに仕切り直してみる。とにかく諦めないことが大事です。
また、文字盤の代わりに“口パク”で50音を読んでいく口文字についてもあわせてご紹介します。
【パーソナリティー】
齋藤智恵子 齋藤信弥 中野朋恵
番組では皆さんからのお悩みやご相談やリクエストなどをDMにてお待ちしております♪
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