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りえこ新聞 3rd Life~私はお母さん~ 2号

(^_^)

突然の思いつきで「りえこ新聞」を作り、勝手に送りつける形になったにもかかわらず、たくさんの人から「送ってくれてありがとう」の言葉をいただき、本当にありがとうございました。

このような新聞を作ろうという考えに至ったのは「もしも・・・」という発想でした。

もしも自分の友達が聞いたことのない難病を患っていると聞かされたら・・・と逆の立場に立って考えてみたとき、私は「自分からはなかなか連絡しづらいだろうな」と感じました。

そう思ったとき「病気」が原因で周りの人との関係を失いたくない!と、強く思いました。

学生時代をともに過ごした友達、
バイトに明け暮れ一緒に飲み明かしてばかりいた友達、
脳内出血を患ったのが縁で、知り合った方々、
これまでの人生で縁あって出会ったすべての人は「私の大切な財産」です。

「たかが病気」で38年分の大切な財産を失うことになるのなら、自分から、その時々の状態を知らせてしまおう!と考えました。

いわゆる自己満足ですかね?

そこにプラスして、新聞を見た人に「自分も頑張ろう!」って思ってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

今回の新聞について、たくさんの方からお便りやメッセージを頂けたことにとても感謝しています。
本当にありがとうございました。

皆様の想いをすべてパワーに変えて前に歩いています。
今後とも宜しくお願いいたします。

 

温泉旅行

先日、結婚(式)記念日だったので家族3人で岡山県・湯郷温泉に行ってきました。

今は以前と同じように長時間歩くことができないので、大阪市内で車イスをレンタルして岡山へ。

お天気に恵まれとても気持ちのいい旅になりました。

今回の旅行でこだわったのは、部屋に温泉があること、いわゆる「露天風呂付客室」です。

何とも贅沢な響きですが、歩くことが少しずつ困難になってきているので、足元が滑りやすい大浴場に入るのはとても危険を伴います。
なので今回は「価値ある贅沢」と思いきってみました。

宿泊先の旅館に、足が悪いので車イスを使用したい旨を伝えると、館内専用の車イスを用意してくださり、部屋には少し高さのある座椅子まで準備してくれていました。
そんな心遣いがとても嬉しかったです。

部屋で休憩したあと、テンションの上がりきったこうちゃんも一緒に早速温泉に。

外が明るい時間から温泉に浸かるというのは何とも幸せな気分で、そんな幸せを家族一緒に味わえていることに胸がいっぱいでした。

夜もゆっくり温泉に浸かり、雲一つない夜空を見上げながら何かを考えていたような、いなかったようなボーっとした時間を過ごしました。

病気のことがわかってから、ここまで気持ちよくボーとできたのは初めてだったので、心を休めるいい機会となりました。

翌朝ロビーまで行くと、玄関にはお客さんのたくさんの靴が並べられていました。

こうちゃんはその中から私の靴を見つけて、座って履きやすいベンチの前まで持ってきてくれました。

仲居さんたちからは「やさしいねぇ」「よくわかってるねぇ」「今いくつなの?すごいねぇ」など称賛の嵐、自信たっぷりに振舞う小さなヒーローは私の誇りです。

旅館の近くの広い公園でヤギに餌をあげ、うさぎを抱っこし、長~い滑り台を何度も滑り、最後にはイチゴ狩りまで楽しみ、ガッツリ遊んだ帰りの車では5分も経たずに爆睡。

遊び疲れて眠るこうちゃんの姿は、私たち夫婦に「幸せ」を運んでくれました。

なんともプチ贅沢ないい旅になりました。

次はどこへ行こうかな?(^-^)/

 

東日本大地震

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
多くの方が不安な日々を送られていることと思います。

テレビに映る非現実的な映像と、いま自分の身に起きている現実とがダブり、私は少し複雑な気持ちで「運命ってなんだろう?」と考えていました。

何日も何日も考えましたが、答えは出ませんでした。

しかし、世の中の大半の人たちが過ごしている『当たり前の生活』が奇跡の連続だということ、
そしてそんな奇跡から成り立つ日常に改めて感謝し、一日一日を大切に生きていくことが大事なんだと痛感しました。

16年前、阪神大震災を経験した時、身体が不自由なことから恐怖心と不安感が膨れ上がり、左半身の感覚がなくなったことがありました。
目の前で人に触られているのに、触れられている感覚がまったくないというもので、検査をしても原因はわかりませんでした・・・。

目に見えない「心」が人間の「身体」と大きく関係しているなら、「心」が元気なら「身体」も元気になれるはず!

「心の元気」を保つためにも「笑顔」で「楽しく」「感謝」の気持ちを忘れずにいたいです!

 

~旦那後期~

妻はいま明瞭な発音ができず会話が困難です。

でも慣れると聞き取れるので筆談に頼らない会話をすることもよくあります。

・・・が、妻は話題の転換がとても激しく、食事の話題から突然「スリムクラブの芸風」を語りだしたりするので、
発言を予想しながら聞き取る側としては非常に難易度が高く、
しかも何度も聞き直すと「もういい!」と逆ギレするので、聞き取りは真剣勝負なのです!

妻の話を真剣に聞くって大事だなぁ・・・と痛感する40歳の春でした。

公開日 : 2011-3-23 りえこ日記

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