4歳になりました。
4年前の5月25日・・・
3006gで生まれたこうちゃんも4歳を迎え、いまでは16㎏を超えました (^_^;)
過去に脳内出血を発症した私は出産時に「いきむ」のが危険との判断から「無痛分娩」となりましたが、結果は「無痛の意味が分からんわっ!」と突っ込むほどの痛さでした。
あれから4年、けしてあっという間だったとは思いませんが元気に成長してくれていることをとても嬉しく思います。
言葉が話しづらいと感じるようになったのはこうちゃんが2歳になる少し前だったので、こうちゃんの人生の半分はこの状態で過ごしていることになります・・・
それでも一番近くでこうちゃんの成長を見守ることができることにとても幸せを感じています。
この2年間、様々な環境の変化に順応してくれ、毎日毎日いっぱい話してくれるこうちゃん。
私が泣いてしまうと「こうちゃんいるから大丈夫よ!」と頭を撫でてくれるこうちゃん。
その存在があってこそ、私もそして主人も前を向いて歩けていると思います。
3人で家族になれたことに感謝し、一日一日を大切に過ごしていきたいと思っています。
こうちゃんがおばちゃん化!
GWに東京へ向かう新幹線での出来事です。
駅員さんが改札から私の車イスを押して、ホームで車掌さんに引き継いでくれたのですが、その車掌さんは特に車イスを押してくれるわけでもなく、こうちゃんの手を引いてくれるわけでもなく「あれ?」と思っていました。
座席につくと、切符を買う時点で隣が空いていることは確認していたので、こうちゃんを自分の隣に座らせました。
すると切符の確認にきた先ほどの「あれ?」な車掌さんに「隣の席は売れているので子どもさんは抱っこでお願いします」と言われ、周りはガラガラだったのですが、仕方なくこうちゃんを膝に座らせました。
その時、こうちゃんがひそひそ声で「あっちも、こっちもいっぱい空いてるねんから言いにこんでもいいやんなぁ!それに誰もけぇへんやん!」
と言い放ちました。(^^ゞ
その様子は3歳にしてすでに大阪のおばちゃんの風格を漂わせており、子どもながらに声をひそめて話す姿が何とも滑稽で、私の育て方は間違っていないことを確信しました!
ちなみに隣には結局誰も来ませんでした。おそらくガラガラなので隣のいない席に座ってくれていたのだと思います (-_-メ)
ちなみにこれにはちょっとした後日談があります。
GWから3週間後に再度東京に行く機会がありました。
帰りの新幹線で「うんちやからオムツにして!」と言い出したこうちゃんをつれ、個室になっている多目的室を借りて用を足しました。
多目的室から出ると、前から来た車掌さんが「あ!こうちゃんパパのところに行って来たの?」と優しく声をかけてくれました。
それがあの「あれ?」な車掌さんだったのです!
そこで思いが至ったのですがそもそも車イスを押してくれたり、細かいことに手を貸してくれる人が素晴らしいのであって、そうしてくれない人を否定の目で見るのはおかしいですよね。
「否定の感情」ではなく「気づいてくれる人は素晴らしい」という「肯定の感情」で人を見られたら、もっと気持ちのよい毎日がやってくるような気がしました。
でも3週間前の乗客の顔と名前を覚えているなんて素直にすごい!
「あれ?」の車掌さんなんて呼んでごめんなさい。m(_ _)m
「春ばる新聞」
なんと新聞を発行している私にも「新聞」が届きました!
皆様に応援していただき今回で4号になった「りえこ新聞」ですが、お陰様でいろんな方に読んでいただくことができて、とても嬉しく思っています。
そんな新聞の広がりの中、難病在宅支援事業で難病患者さんの在宅指導をされている方に読んでいただいたことがきっかけとなり、その方を介して同じ「ALS」患者の方と知り合うことができました。
私の母と同年代の女性の方で「同じ病気の方と交流を持ちたい」とのお気持ちがあったとのことでした。
3月末に初めてメールをいただいてからは、当事者同士だからこそ言えること、聞けることなどをやり取りさせていただいており、この本音で語れる交流は、私にとって難病を乗り切るための大切な“小休止”の場となりつつあります。
そして5月のGWを主人のいる東京で過ごし、大阪の自宅に帰ると・・・
なんと、その女性の方から「新聞」が届いていたのです (^O^)/
「春ばる新聞」という素敵なネーミングのその新聞には、ご家族とのふれあいやお孫さんとの交流がとても暖かい視点で書かれていて、読んでいてほっこりした気持ちになりました。
そして新聞には「同じ病を持つ女性の方に触発されて私も発刊してみることに!」と書かれていました・・・
もう本当にうれしかったです!
私の「新聞」が、私の「生き方」が、他の誰かにほんの少しでもいい影響を、そして力を与えられている!そう思うとこれまで以上にモチベーションが上がりました。
新聞を発行したことで、今度は新聞の「読者」となることができました。
そんな素敵な出会いに心から感謝しています。
~旦那後期~
GWにこうちゃんと2人で昔ながらの銭湯にいきました。
銭湯の隣はコインランドリーで学生らしき若者がいたのですが、彼は洗濯機をスタートさせると、おもむろに着ていたTシャツとジャージを脱ぎ洗濯機に投入!パンツ一丁で悠々と銭湯に入っていきました・・・
「洗濯はまとめ洗いを」大胆な手法で節電に協力する彼を見て、日本の若者も捨てたもんじゃない!と思いましたが、こうちゃんには「あれはあかんなぁ」と言っておきました。
教育って難しいですね。